Amazon S3バケットをマウントしたドライブに共有アクセス許可を設定する
本記事では、Amazon S3 バケットをマウントしたドライブに、Windows のファイル共有機能で「共有アクセス許可」を設定する方法について書いていきます。
■ マウント時のオプション
マウント時のオプションとして、[ドライブのオプション] の設定画面で、ドライブ オプションとして「リムーバブル ディスクとして割り当て」を選択します。

■ 共有アクセス許可の設定
マウントしたドライブに対して、ドライブ単位、またはフォルダー単位で共有アクセス許可の設定をします。ただし、エクスプローラー等で共有アクセス許可を設定した場合、Windows を再起動すると設定がリセットされてしまうため、コマンドプロンプトでバッチファイル等を組み込み、Windows 起動時に自動実行するように設定してください。
※ Amazon S3 には NTFS アクセス権が存在しないため、Windows の「共有ウィザード」を使用した NTFS 権限によるアクセス許可の設定はできません。
■ 共有アクセス許可をコマンドプロンプトで設定する
以下のようなバッチファイルを作成し、Windows の起動時に管理者権限で自動実行するように設定してください。
@echo off
net share 共有フォルダー=Z:¥shared /grant:everyone,full
net share 経理部フォルダー=Z:¥keiri /grant:keiri,full
net share 読取専用フォルダー=Z:¥readonly /grant:administrator,full /grant:everyone,read
■ 共有アクセス許可の確認
別のマシンから共有アクセス許可を設定したマシンにアクセスし、設定した共有フォルダーが閲覧でき、ファイルのコピーなど共有フォルダーへの書き込みができることを確認します。

なお、より細かいアクセス権限の制御を行うには、Windows のファイル共有機能を使用せず、AWS 側の IAM ユーザーのポリシーの設定で行うようにしてください。この場合は、各ユーザーの PC に JPCYBER S3 Drive をインストールする必要があります。