JPCYBER S3 Driveのオプションを設定する


JPCYBER S3 Drive の [オプションの設定] 画面の設定項目について

JPCYBER S3 Driveのオプションを設定する

JPCYBER S3 Drive のオプションを設定します。JPCYBER S3 Drive のメイン画面より [ツール] → [オプションの設定] メニューをクリックして、[オプションの設定] 画面を表示します。

■ Amazon S3 オプション
・親バケットのアクセス権(ACL)をアップロードするファイルに適用する(既定値: off)
Amazon S3 にアップロードするファイルに、親バケットのアクセス権(ACL)を自動的に適用します。有効にした場合は性能が低下します。必要ない場合は、off のままにしてください。

・ファイルの上書き時に既存ファイルのアクセス権(ACL)を保持する(既定値: off)
Amazon S3 にファイルを上書きでアップロードする際に、既存ファイルのアクセス権(ACL)を保持します。有効にした場合は性能が低下します。必要ない場合は、off のままにしてください。

・最大同時リクエスト数(アップロード用スレッド数)(既定値: 10)
Amazon S3 に一度に送信できるリクエストの数を設定します。この値は、AWS CLI S3 設定ファイルの max_concurrent_requests と同値です。

注意: より多くのスレッドを実行すると、マシンのリソースもその分多く消費されます。同時リクエストの最大数をサポートするための十分なリソースがマシンにあることを確認してください。

■ プロキシ サーバー
・プロキシ サーバーを使用する(既定値: off)
S3 ストレージ、またはインターネット(ライセンス認証、更新プログラムの確認等)のアクセスにプロキシ サーバーを使用する場合に on にします。有効にした場合、アドレス、ポート番号を入力してください。

・S3 にはプロキシを使用しない(既定値: off)
インターネット(ライセンス認証、更新プログラムの確認等)のアクセスにだけプロキシ サーバーを使用する場合に on にします。有効にした場合、S3 ストレージへのアクセスにはプロキシ サーバーを使用しません。

・プロキシ認証する(既定値: off)
認証が必要なプロキシ サーバーの場合に on にします。有効にした場合、ユーザー名、パスワードを入力してください。

■ 高速化キャッシュ
・読み込みキャッシュを使用してアクセスを高速化する(既定値: on)
S3 ストレージからダウンロードしたファイルをローカルにキャッシュして、アクセスを高速化します。読み込みキャッシュを使用することで、S3 ストレージへのアクセスが減り、ネットワーク帯域の負荷を軽減し、Amazon S3 のデータ転送料金を抑えることができるなどメリットが多くあります。off にした場合は、ディスク使用量を削減できますが、S3 ストレージへのアクセスが増え、Amazon S3 のデータ転送料金も増加するため、注意が必要です。

・保存先フォルダー
高速化キャッシュ ファイルの保存先フォルダーを指定します。アップロード時には必ずキャッシュ ファイルを作成します。十分な空き領域のあるドライブを指定してください。

・キャッシュ サイズの上限(既定値: 25 GB)
キャッシュとして使用可能な合計サイズの上限値を指定します。最大でディスクの空き領域の 50% まで設定可能です。上限値を 5GB 未満にすることはお勧めしません。(キャッシュ サイズの上限値に達した場合、アクセス日時の古い順にキャッシュ ファイルが削除されます)

■ ログのレベル
・詳細情報
オブジェクト名を含むアップロード・ダウンロード等すべてのアクセス情報をログに記録します。アクセス ログの記録が必要な場合等に選択してください。

・警告とエラー(既定の設定)
警告とエラーメッセージのみをログに記録します。

・エラーのみ
エラーメッセージのみをログに記録します。

・ログなし
サービスの起動・停止に関するログ以外は一切記録しません。

ログ ファイルの保存先フォルダー: C:¥ProgramData¥JPCYBER S3 Drive¥log

※ ログ ファイルの保存日数の既定値は 30 です。保存日数は設定ファイル(settings.xml)内の LogRotate 値により変更が可能です。設定ファイルについてはこちらをご参照ください。

■ セキュリティ ログ
共有リンクの作成機能により共有リンクを作成すると、[ログのレベル] とは無関係にセキュリティ ログが記録されます。セキュリティ ログには、共有リンクを作成した Amazon S3 上のファイルのバケット名とオブジェクト名、およびリンクの有効期限が記録されます。

<セキュリティ ログの例>

2020/10/21 16:16:30.492 [I] Link created(有効期限: 2020/10/21 23:16:29): s3://my-bucket/営業部/商品資料.pptx
2020/10/21 16:46:49.451 [I] Link created(有効期限: 2020/10/28 16:46:48): s3://my-bucket/開発部/機能設計仕様書.zip
2020/10/21 16:56:48.935 [I] Link created(有効期限: 2020/10/28 16:56:47): s3://my-bucket/購買部/発注書.zip


セキュリティ ログの保存先フォルダー: C:¥ProgramData¥JPCYBER S3 Drive¥security_log

※ 共有リンク作成時のセキュリティ ログ機能を無効にするには、設定ファイル(settings.xml)内の EnableSecurityLog 値を false に変更してください。設定ファイルについてはこちらをご参照ください。





Amazon S3 Express One Zoneストレージをマウントする

キャッシュを作成しないでAmazon S3にファイルをコピーする

Amazon S3 マウント推奨オプション

Amazon S3 Glacierストレージをマウントする

IAMロールでAmazon S3にアクセスするために必要な設定

JPCYBER S3 Driveの動作に必要なポート番号

マウント時のドライブのオプションを設定する

AWS PrivateLink for Amazon S3を使用してマウントする

Oracle Cloud Object StorageをWindowsにマウントする

WasabiオブジェクトストレージをWindowsにマウントする

JPCYBER S3 Driveの設定ファイルによる高度な設定

Amazon S3バケットの特定のフォルダーにだけアクセスを許可する

Amazon S3のアクセスに必要な最低限のIAMポリシーの設定

robocopyでAmazon S3にバックアップする時のオプション指定

インターネットに接続されていないPCでライセンス認証する

Amazon S3アクセスポイントをマウントする

Google Cloud StorageをWindowsにマウントする

新しいPCにライセンスを移行する

共有リンク(Amazon S3署名付きURL)へのアクセスを禁止する

「デバイスの準備ができていません」というエラーが表示されます