JPCYBER S3 Driveのオプションを設定する
JPCYBER S3 Drive のオプションを設定します。JPCYBER S3 Drive のメイン画面より [ツール] → [オプションの設定] メニューをクリックして、[オプションの設定] 画面を表示します。

■ Amazon S3 オプション
・親バケットのアクセス権(ACL)をアップロードするファイルに適用する(既定値: off)
Amazon S3 にアップロードするファイルに、親バケットのアクセス権(ACL)を自動的に適用します。有効にした場合は性能が低下します。必要ない場合は、off のままにしてください。
・ファイルの上書き時に既存ファイルのアクセス権(ACL)を保持する(既定値: off)
Amazon S3 にファイルを上書きでアップロードする際に、既存ファイルのアクセス権(ACL)を保持します。有効にした場合は性能が低下します。必要ない場合は、off のままにしてください。
・マルチパート アップロード サイズ(既定値: 16 MB)
Amazon S3 にファイルをアップロードする際に、ファイルサイズが指定値以上の場合、マルチパート アップロードによりアップロード処理を並列化して、トータルの処理時間を短縮します。
■ プロキシー サーバー
・プロキシー サーバーを使用する(既定値: off)
Amazon S3、またはインターネットへのアクセスにプロキシー サーバーを使用する場合に on にします。有効にした場合、アドレス、ポート番号を入力してください。
・プロキシー認証する(既定値: off)
認証が必要なプロキシー サーバーの場合に on にします。有効にした場合、ユーザー名、パスワードを入力してください。
■ 高速化キャッシュ
・保存先フォルダー
高速化キャッシュファイルの保存先フォルダーを指定します。十分な空き領域のあるドライブを指定してください(アップロードするファイルの大きさの 2 倍以上の空き領域が必要です)。
・ファイル キャッシュ サイズ(既定値: 25 GB)
クラウドストレージのアクセス高速化のため、読み込みキャッシュとして使用可能な合計サイズを指定します。ディスクの空きに余裕がある場合、できるだけ大きい値を指定すると、クラウドストレージへのアクセスがスムーズになります。さらに、Amazon S3 からのデータ転送量を減らすこともできます。(ファイルキャッシュが一杯になった場合、アクセス日時の古い順にキャッシュが削除されます)
・メタデータ キャッシュ時間(既定値: 120秒)
ファイル、およびフォルダーのメタデータをキャッシュする保持時間を指定します。値を 0 秒に設定した場合、メタデータ キャッシュ機能は無効になります。
・キャッシュ数(既定値: 2048)
キャッシュするファイル メタデータ数の最大値です(フォルダーの数は含まれません)。
※ メタデータとは、Amazon S3 ストレージ上のオブジェクトのファイル名、更新日時、ファイルサイズなどのメタ情報を指します。
■ ログのレベル
・詳細情報
オブジェクト名を含むアップロード・ダウンロード等すべての情報をログに記録します。アクセス ログの記録が必要な場合に選択してください。
・警告とエラー(既定の設定)
警告とエラーメッセージのみをログに記録します。
・エラーのみ
エラーメッセージのみをログに記録します。
・ログなし
サービスの起動・停止に関するログ以外は一切記録しません。
ログ ファイルの保存先フォルダー: C:¥ProgramData¥JPCYBER S3 Drive¥log
※ ログ ファイルの保存日数の既定値は 30 です。保存日数は設定ファイル(settings.xml)内の LogRotate
値により変更が可能です。設定ファイルについてはこちら。
■ セキュリティ ログ
共有リンクの作成機能により共有リンクを作成すると、[ログのレベル] とは無関係にセキュリティ ログが記録されます。セキュリティ ログには、共有リンクを作成した Amazon S3 上のファイルのバケット名とオブジェクト名、およびリンクの有効期限が記録されます。
<セキュリティ ログの例>
2020/10/21 16:16:30.492 [I] Link created(有効期限: 2020/10/21 23:16:29): s3://my-bucket/営業部/商品資料.pptx
2020/10/21 16:46:49.451 [I] Link created(有効期限: 2020/10/28 16:46:48): s3://my-bucket/開発部/機能設計仕様書.zip
2020/10/21 16:56:48.935 [I] Link created(有効期限: 2020/10/28 16:56:47): s3://my-bucket/購買部/発注書.zip
セキュリティ ログの保存先フォルダー: C:¥ProgramData¥JPCYBER S3 Drive¥security_log
※ 共有リンク作成時のセキュリティ ログ機能を無効にするには、設定ファイル(settings.xml)内の EnableSecurityLog
値を false
に変更してください。設定ファイルについてはこちら。